デフオイルの交換は3万km毎が目安です。ミッションからの駆動力を、左右のホイールバランスによく伝え、真っ直ぐ走るのがデファレンシャルのメインの仕事です。また、車が曲がる際に左右のホイールの回転数を調整します。直進性が悪くなったり、タイヤの偏摩耗はデファレンシャルの故障が原因で発生します。ステアリングが「ふらつく」「取られる」「走りにくい」等、ひどい場合には車が転倒する事故も発生しています。これらの故障を防ぎ快適に走る為には、定期的なオイル交換と特殊な添加剤を使ったデファレンシャル内部修正をお勧めします。
ショックアブソーバは路面の衝激変化を瞬時に吸収して車体を安定して走行させます。この減衰メカニズムはシリンダ内に封入されている特殊ガスやオイルが受け持っています。オイルが抜け減衰力がなくなったショックアブソーバはただの鉄パイプと変わりません。減衰力は気づかないうちに徐々になくなっていきますが、走行不安定、タイヤの偏摩耗や車体のシミ、更に燃費破れなど様々な異常を引き起こします。安全走行を確保するには専門家による定期的な点検が欠かせません。ショックアブソーバの寿命は走行・使用条件で異なりますが、一般的には3万km程度が目安です。
本機の働きを要約するとトルコンポンプで発生した油圧を調圧したり、流れをコントロールするのが仕事です。構造は複雑で相当に精度の高い部品です。ATFの劣化が原因で、トルコン内部の摩耗した異物等がバルブスプールやポートに付着すると、オートマチックミッションは作動できなくなります。走れない、一方しか進めない等の故障です。トルコンの故障防止にはオイルメンテナンスが一番です。走行3万km毎の交換がお勧めです。ーボチャージャのシャフトはエンジンオイルの油圧で支えられ、超高速で回転しています。排気ガスのエネルギーを利用して吸気タービンを駆動し、圧縮空気を強制的にエンジンへ供給します。エンジンは強力な出力を発生させますが、エンジンオイルのメンテナンスの善し悪しが性能に影響します。タービンの焼き付き防止、冷却などのはたらきを担っているのもエンジンオイルです。ターボ付きエンジンやツインカムエンジンのオイル交換は3000km毎とオイルチューニングがお勧めです。
タイミングベルトはエンジンの回転力を利用して、吸・排気バルブを直接駆動するカム・シャフトを回します。ベルトが切れたりするとエンジンは即座にストップ。エンジンの致命的な故障となります。ベルト切れはカムシャフトのバルブの作動不良が大きな原因です。エンジンオイルは重要な役割を演じています。ベルト切れは高額な修理費がかかります。定期的な点検とオイルメンテナンスが大切です。