エンジンオイルの大きな働きには、潤滑したり、防錆・冷却そして密封などの作用があります。特に、密封作用の低下が原因でイグナイダの不良、燃焼不良など、点火系統の故障を引き起こします。
エンジオイルの交換は5千km毎の交換をお勧めします。
エンジンオイルの働きはとにかく広範囲なんです。ですから、ツインカムやターボ車など、負荷の大きい車のオイル交換は3千km毎の交換をお勧めします。
特に、ブローバイガスの計測値が高い場合には、エンジン内部の洗浄が必要な場合があります。
ご承知のようにエンジンほど過酷な条件で使用される機械はありません。極低温から高負荷・高温まで。また、静粛なアイドリングから唸りをあげて高回転。急ブレーキでのスロー・ダウン。などなど、とにかく大変な忙しさです。エンジン内部が洗浄され汚れたオイルを「ろ過」してきれいな状態でオイルを送り出すのがエレメントの働きです。オイルエレメントの交換時期は一般的にはオイル交換2回につきエレメント交換1回ですが、ブローバイガス測定値が5000ppmを超えるような状態でしたら、エンジン内部洗浄と併用されるとエンジン性能が抜群に良くなります。更に、スポーツオイルフィルターを使用すると燃費及び出力に効果を発揮します。
ターボチャージャのシャフトはエンジンオイルの油圧で支えられ、超高速で回転しています。排気ガスのエネルギーを利用して吸気タービンを駆動し、圧縮空気を強制的にエンジンへ供給します。エンジンは強力な出力を発生させますが、エンジンオイルのメンテナンスの善し悪しが性能に影響します。タービンの焼き付き防止、冷却などのはたらきを担っているのもエンジンオイルです。ターボ付きエンジンやツインカムエンジンのオイル交換は3000km毎とオイルチューニングがお勧めです。